毛深く生まれた人生を嘆く

私は女だけど、生まれつき毛深い。
物心ついた頃にはもうすでに毛深くて、男子から馬鹿にされたりしていた。小学校低学年くらいだっただろうか。

飛び抜けて毛深かった私は、小学校3年生から無駄毛を処理することを母に認められた。母自身はほとんど無駄毛が生えない体質だった。毛深かったのは父だった。どうしてお母さん似に産んでくれなかったの、とよく母を責めたものだった。小学校3年生にして無駄毛の処理を認めたのも、罪悪感を感じてのことだったのだろうか。
父からは、剃ると余計毛深くなるんだからやめろ、と言われた。だけど、将来毛深くなることよりも、今毛深いことのほうがよっぽど嫌だった。
色々な方法を試した。
まず、除毛クリーム。これは毛が多すぎて処理しきれなかった。
くるくる回せば毛が擦り切れてなくなるというヤスリ的なもの。これは毛が多すぎて手が痛くなって断念。
毛抜き。これは毛が多すぎて途方も無いため断念。
結局カミソリに落ち着いた。
それ以来、大人になった今でも毎日カミソリで毛を剃っている。脇だけは毛抜きで一本一本抜いている。
夏なんかは、毎日2時間かけている。
嫌気がさして脱毛サロンに行ったこともあったが、手間がかかるわりに効果が出なくて今は行っていない。
医療脱毛に挑戦してみたいが、資金不足で今のところはまだ手を出せていない。でもいつかやってみたいな。
女が無駄毛を処理するのは今やマナーと化しているんだから、一定以上のレベルで毛深い女には補助金が出てもいいのでは、と思っている。
何せ1日2時間も脱毛に費やしていると、なんだか悔しくなってくるのだから。この2時間を勉強にあてれば、私は今頃どれだけ賢かったのだろうかと。
で、今のところは脱毛クリームに落ち着いている。

お気に入り